スパッカナポリとその下に栄えた地下都市

ナポリを二つに切り分けるという意味を持つ「スパッカナポリ」は東西に伸びる真っ直ぐな道、San Biagio dei Librai通りの通称です。

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グリーンで囲んだところの黒いライン、これがスパッカナポリの通り

上から見ると見事なまでに真っ直ぐな狭い道で、南北を分けたとも言われますが、元々の言われは、「地上と地下とを分けた」とも言われてます。
なぜならスパッカナポリの地下には2000年前から10世紀頃まで地下都市、Napoli sotterranea(ナポリ・ソッテッラネア)が栄えてたから。

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いまや世界遺産となった地下都市へは教会の裏手にある、うっかり見落としてしまいそうな建物から長い長い階段を下って行きます。

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そこには、真夏の日差しを忘れてしまいそうなくらい、暗く、ひんやりと静かな空間が広がっておりました。

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地下都市として栄えてた頃の面影よりも、19世紀まで使われていた水道施設や戦時中の防空壕としての形跡を色濃く残し、一時期、崩れる危険があったため閉鎖していたようなのですが、近年になり補強工事を経て、現在は植物などを育てる研究をしているのだとか。

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電気が来ているエリアは限られており、水道施設跡を見るには蝋燭を片手に50cmあるかどうかくらいの狭い道を、ほぼカニ歩きで進んだりと、冒険家気分が味わえます♪

地上へ上がってからも街の至るところから地下へ繋がる道があり、ベッドの下に地下への階段を隠してあったりと巧妙。

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ですが、隠さなければならない当時の背景を考えると少し複雑です。

途中休憩を含め2時間くらいかけて地下都市の歴史に触れることができました。

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ピッザの名店がひしめき合うトンブナリ通りから一本南側を平行する通りで、「スパッカナポリを歩き終わる頃には何かが無くなっている」と言われるほど、スリが多いエリアですので、街歩きの際には十分ご注意を!
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