ル・ジュー・ドゥ・ラシエット (Le jeu de l’assiette) 代官山の人気店

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「ラシエット」のランチに伺いました。

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CPの良さで評判のランチには、なかなか予約できないお店のようなのですが、キャンセルが出たようで、おこぼれを頂戴いたしました♪



お店はメインダイニング、半個室、個室とあり、席数は少なめ。

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ランチタイムには私たちが一番最後に入った客のようで、皆さんのテーブルはすでにコースがスタートしているようでした。

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まずは飲み物から…
シャンパーニュボトルは全て同じ値段で20種類くらいはあったでしょうか。
よくわからないので、お店の方といろいろ候補を出していただきながら相談しながらじっくりと選んだのはこちら。

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ジョゼ ミッシェル エ フィス ブリュット カルト ブランシュ ア ムジィ 

ワイン音痴な私でもピノノワールやシャルドネといった品種はよく耳にしますが、こちらは、マイナーなピノムニエ種を主体(70%)にしたワインだそうで、熟成から得られる奥行きやふくよかさがあるのだとか。

香りもよく、蜂蜜のような味わいもあり、フルーティー♪
これだけでも美味しいのですが、スッキリとドライで、お料理にも合いそうです。

メニューは3500円と6000円のコースを一つずつとしました。
両者の違いはフォアグラ料理とアヴァンデセールが追加されるかどうかと、お肉のセレクトに仔羊が増えるという差です。

しばらくするとアミューズが運ばれてきました。

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一瞬デセールのように見える白い物体は、米を煮詰めたときの泡をゼラチンで固めたというもので、中にはライムでマリネした真鯛、外側にも同じくライムで香り付けされておりました。

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ミニチュアガーデンのようなお皿には、凝縮したような濃い色の青さ海苔のチップス、サブレ生地にパルメジャーノと黒胡椒をきかせたスティック、冷凍のトマトソースを皮に閉じ込めて作ったと思われる、一口でいただくとピザのような味わいになるというもの。

土台が塩だとすると塩分が強そうだと警戒して食べてみると、味はなく、聞けばパン粉を細かく挽いたものだそう。

間にはブロッコリースプラウトが埋められており、可愛らしい演出です♪

ここからがなぜか30分くらい待たされました。

温製の前菜であればともかく、冷製であれば、下準備はできているはず。
どうしたらそれほどまでに遅くなるのかは見当もつかず…

私たちのテーブルは厨房の横にある半個室だったのですが、厨房近くということもあり、料理待ちのサービススタッフたちが、目の前で手持無沙汰となっている光景がどれくらい続いたでしょうか…。

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アミューズが下げられてしまった後は、テーブルの上に何もなくなり、時折ワインを注ぎに来てくれるのですが、これでは空腹で酔いが回りそう~。

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順番としては前菜を出したタイミングでパンを出すのでしょうけれど、あまりの遅さに何もないのが申し訳ないと思ったようでお詫びを添えてパンを持ってきてくれました。

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こちらはご近所のファミーユのバゲット。
美味しいパンであれば、それで私は満足ですが、この段階でお代わりパンまで食べ尽くしておりました(笑)。

さて、待望の前菜。

柑橘類でマリネした帆立貝と様々なビーツ、オレンジのサラダ バジルの香り

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見た目的にはこちらの方が女性的な感じ!
グレープフルーツとオレンジでマリネされた帆立が爽やかに、彩り野菜が華やかなお皿です。


38℃で火を入れたタスマニア産オーシャントラウトのコンフィ
レモンとアーモンドの香り 牛乳のカゼインとフヌイユのサラダ(私)


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コンフィーはほぼレア状態で、少し水分が抜けて旨味が凝縮、身が締まった状態に。
色の違うトマトとともに、宝石のような盛り付けが美しい。


フォアグラ その日のスタイルで…

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こちらは取り皿を出してくれるお店で、フレンチでそうゆう体験は初めて!
カジュアルに対応してくれるところが気軽で嬉しい配慮です。

テリーヌは3層になっており、中央がフォアグラ。上下は鶏肉を使っているので、フォアグラ料理というとどれだけコッテリしたものが出てくるのかと思っていましたが、とてもライトな味わいです。
周囲はキャラメリゼした玉ねぎのパウダーだそうで、この粉をクリームチーズなんかと合わせるだけでも美味しそうですし、パン生地に練り込んでも美味しそう!と思ってしまいました。


本日のお魚料理(共通)

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こちらも低温で火入れしたレアに近い鰆でした。
どこかで同じようなお料理を頂いたことがあったのですが、こちらは生臭さもなく、とても美味しくいただけました。

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春らしく山菜を取り入れたお料理なのですが、味が主張しがちな山菜をみじん切りし、ホワイトバルサミコでできた透明のジュレで覆うことで食べるときに甘酸っぱさが加わり、とても美味でした。
木の芽も一緒に食べてみると爽やか。シソの穂の花が可憐に散らされ、見た目の美しさに加え、トータルの味覚もとても素晴らしいお皿でした。



ハンガリー産兎背肉のパネ スパイスの香り
そのジュとマスタード風味のパースニップ(人参)のピューレ(私)



メインのお料理を考えるときに、その素材が食べているものを付け合わせにしたり、同じ環境で生息する食材を使うと相性が良いと聞いたことがあります。

ウサギと人参。

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野山で駆け巡る兎が、実際人参を食べているかはわかりませんが、おとぎの世界ではウサギの大好物としてすぐに思いつく人参。
とはいっても形はなくピューレで、付け合わせの野菜は琉球ジャガイモ、ズッキーニなど。
兎を骨付きで出されるのは初めての経験です。


北海道産仔羊 その日の調理法で

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お皿の作り方が立体的で目を引きます。
羊のグリルと、蕪や人参に紛れて立っているのは兎の肉だそうで、一皿でいろいろとお薦めの美味しいものに出会えるようです。


アヴァンデセール

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こちらは6000円コースにつくものなのですが、さりげなくスプーンが二つ!
テーブルの中央に置いてくれるのには、思わず笑ってしまいました。
私がちょいちょい手を出していることは完全にお見通しのようで(笑)

こちらはトータルで食べるとカプチーノのような味わいになるというもので、ベネズエラ産トンカ豆、桜葉、シナモンの組み合わせ。
桜の葉とシナモンはなんとなくわかるのですが、トンカ豆とは!!
食材をよく熟知されているからこその組み合わせですし、大変勉強になります!
そして、なにより惹かれます。


デセール

ヴァローナ社のチョコレート「P125」を使ったエクレアにチョコレート(私)

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P125とはカカオマス対比25%増しで「125%」ということなのだそう。
お菓子作りをよくされる方なら、興味深い素材なのでしょうけれど、素人の私でも濃厚さは感じました。

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カシスパウダーが酸味のアクセントで重くなりがちな味を軽やかにさせていました。


桜のアイスと抹茶のシブースト

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神楽坂または京都の路地裏を連想させられるようなお皿でした。
和三盆のクッキーが石畳、抹茶が苔むした緑のようで。
お味も美味でした♪


お料理やお皿の雰囲気、肉料理の美味しさなどが、いつか食べたあの味と似ているな…と思いつつ、食後の飲み物を決める段階で、確信に変わりました。

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珈琲やハーブティーのセレクトなど、ほぼ「ア・ニュ」と同じなのです。

…ということは??

あとで過去の食べログなどを見返してみると、こちらのシェフはやはり「ア・ニュ」出身だったようです。

点と点が繋がったようなスッキリ感!

そうなると両店比較を書き添えたくなりますが…
お店全体の雰囲気(立地も含め)やサービスは洗練されている「ア・ニュ」に軍配。
結局、空白の待ち時間も解明されないままでした。

お料理、とりわけ魚系は「ラシエット」の方がかなり好みです♪♪
飲み物が少々お高め設定ですが、それでもランチのCPの良さは「ラシエット」でしょうか。

ただ、6月からは品数が7皿に増えて4500円に値上げになるようです。
どのようなお皿が増えるのか、また伺ってみたいと思います。

ル・ジュー・ドゥ・ラシエットフレンチ / 代官山駅恵比寿駅中目黒駅

昼総合点★★★★ 4.0

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