ワインと美食の街、ナパバレーの旅 2013 ④ナパバレーのワイナリー Silenus Vintners

関ちゃんのお知り合いのポールさんのご案内で、こちらのワイナリー「Silenus」にお邪魔しました。

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シレノス(SILENUS)はギリシャ神話の酒の神、バッカスに仕えた酔っ払いの神を意味するそう。
そこから名前を取るとはユーモラスですね。

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こちらの葡萄はカヴェルネソーヴィニヨンで、8月頃くらいから段々と色付いていくのだそう。
秋はさぞかし美しい光景なんでしょうね。

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周辺には葡萄畑がたくさんあるのですが、どこでも見かけるのが列の先頭に植えられたこのバラ。

バラはとても敏感な植物だそうで、気候や土壌の変化をいち早く捉える事ができるのだそう。
大切な葡萄に何か災いが起きる前にバラが知らせてくれるというわけですね!

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施設に入ると手前には試飲カウンター兼受付があり、ポールさんはもちろん顔パス!!
その奥にある鍵つきのエリアへ。

醸造家しか入れないワインの原酒が保管された倉庫へお邪魔しました。

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フランスのシャンパーニュ地方を巡ったときにも体験できなかった、樽からスポイトでワインを取り出す光景に感動!

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まずはポールさんのジンファンデルをテイスティングさせていただきます。

赤ワインが苦手な私でしたが、これは軽めでフルーティー!
とっても美味しい!!
少し発泡を感じるのはまだ若いということのようで、醸造家さんたちはこれらの樽を定期的に味見しながら、熟成を待ったり、他の樽とブレンドして酸味やタンニン、香りの調整をしつつ、OKであればボトリングし出荷するのだとか。

時間がつくり上げるものとはいえ、最終的には人間の感覚で仕上げていくものなので風邪などひいてられませんね。

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こちらはスコットさん。

ポールさんのような大規模農家ではない人たちのためにワイン醸造施設を貸し出し、自家農園とともに一括管理をしている、こちらのワイナリーの経営者です。

温度管理や湿度管理が重要なワイン造りには莫大な費用がかかるのだそうです。

そしてワイン造りにおいてとても興味深い話を伺いました。

同じ年、同じ畑で収穫されたジンファンデルでも違う樽に入れて熟成されると味わいが変わる…

樽にはアメリカ産オークとフランス産オークがあり、さらにはフランス産の中でもどこの森のものか、樹齢何年か、どこのメーカーかによって作られたものなのかによって香りが微妙に異なるのだそうです。

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一般的にはアメリカ産のものはオークの香りが強く感じられ、フランス産のものはバニラ、スパイスといった香りが強いそうで、好みや相性によって樽を選ぶのだそうです。


さらに。

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こちらのマークにご注目!
樽を作る際に殺菌や強化のために内側を火で焼いて焦がすそうですが、これがワインの香りを左右する最も大きなポイントなのだそう。

ちなみにこれは、「M+」は側面をミディアムプラスで焼き上げ、「TH」は樽の上下部分をトーストヘビー、つまり強めに焦がしたという意味です。


さらにさらに。

樽年齢というものがあり、初めて樽を使うのか2年目か3年目か…でまた香りの移り具合も異なるのだそう。
年数が経つとオークの香りがなくなっていきますから、こちらではほぼ3年以内に新しい樽に変わるそうで。
つまりは、こちらではより香り高いワインができるのでしょうね。

葡萄の品種や生産年数、畑だけではなく、収穫後にもこれほどの多くの「選択」と「調合」があってワインができあがるとは!!

本当に奥の深い分野なのですね。

ですが、そういった微妙なサジ加減が変化をもたらすということに、とても魅力を感じました。

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最後にポールさんのワインとスコットさんのワインの完成品を試飲。

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ポールさんのカヴェルネもとても美味しいですが、好み的にはスコットさんの白ワイン、とっても美味しくて。

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(たくさん飲んで満足してしまったので、買うのを忘れてしまう始末。買って帰らなかったことを後から悔やむのでした)

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収穫を迎える9月頃には葡萄の甘い香りがこの街を包み込むのだそう。

次回は秋に収穫のお手伝いに伺います!!
そうスコットさんに宣言して(笑)、ワイナリーを後にするのでした。
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